より
※ 2022年1月1日の投稿記事です。
>今年もよろしくおねがいします!
>今年はま~色々なんかありそうです
>連載中の黙示録も含め忙しくなりそう…
>…そして本人もビックリまさかの■■■■が■■■■!?
>大分古くて本人的にはこそばゆい気持ちですが
>僕の漫画を昔から知ってる人にはオドロキの
>報告ができると思います!(年内中には)
↓
Netflixにてアニメ化決定!!!!
「#七つの大罪」の原作者 #鈴木央 が描く伝説の週刊少年ジャンプ作品が初アニメ化!
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) 2023年12月8日
Netflixシリーズ『#ライジングインパクト』⛳️
声優は主人公・七海ガウェイン役に #久野美咲、ランスロット・ノーマン役に #花守ゆみり、西野霧亜役に #大地葉 が決定!さらに #小西克幸 や… pic.twitter.com/yDqBplIytY
遅ぇよ!!!!!!!!!!!!(発表が)
…いや、これは正しくないですね。
鈴木央本人やアニメ制作関係者さん方の発言から、2年くらい前からちゃんとプロジェクトは始動していて、色んな事情を経てようやく発表に至ったとのことなので…
言うなれば
早ぇよ!!!!!!!!!!!!(ブログで匂わせるのが)
ですね。
今回の発表が大変喜ばしいことなのは重々承知してるんですが、あの2022年元旦の匂わせで呼吸困難に陥るほど興奮し、それから情報を待ちに待ち焦がれた丸1年は「まだ年内…まだ年内…」と念仏のように唱え、2023年になっても「アディショナルタイム…アディショナルタイム…」と心の平穏に努め、それでも情報が出てこない公式ブログの更新通知にいつしかドキドキもしなくなって久しかった2023年12月8日、ようやくその全貌が明らかにされました…
………………長かった…orz
某林檎な会社を見習えとは言わないまでも、もうちょっと…こう…具体的な公式発表ができる数ヶ月前くらいに匂わせるとかで良かったんじゃないですかねぇ先生??
2022年は本当に1年中この件でそわそわしてたので、愚痴の1つも言いたくなるってもんです。
…とはいえ、正直な話
「案件が立ち消えになってなくて良かった…」
というのが本音ですけどね。
もう、あまりに発表が無さすぎてその”過去作品に起こる何か”が、立ち消えというかお蔵入りになった可能性まで危惧してたので、無事こうやってティザームービーを引っ提げて世間に発表されたことには心底安心しました。
さらに言うと、ただ待ってただけの俺よりも、実際に年単位で制作を続けながらずっと公表できなかったアニメ制作関係者さん達の方がよっぽどやきもきしていたかもしれません。
アニメ『ライジングインパクト』の制作に関わった皆さん、まずは無事発表に至ったこと本当におめでとうございます。
そしてライパクのアニメに関わってくださる全ての方に心から感謝を。
どうかこれからもよろしくお願い致します。
というわけで、改めて『ライジングインパクト』アニメ化発表についての感想です。
まず情報を知ったのは、昨日22時ごろ仕事が終わって帰宅中にスマホを開いた時でした。
公式発表は17時ごろには行われたようで、その日はあまりに仕事が忙しくてスマホを覗く余裕すら無く、リアルタイムでは全く反応ができなかったんですが、情報を知った後にツイッター(現X)を開いたら案の定よく訓練されたフォロワーさん達からの
「おいガミガミ!さっさと情報見ろやこのタコ!(意訳)」
というツイートに溢れていてとても笑顔になりました。
試しに”ガミガミさん”というワードでエゴサを掛けたら、鈴木央垢だけではなく本垢のフォロワーにすら無反応を心配されていて面白かったです。
で、まあ2022年の元旦から様々な可能性を考えていた末の答え合わせが
『アニメ化』
だったわけですが、正直この事実に関しては自分の願望抜きで現実的にあり得そうな予想をしていた案件の中ではかなり上位だったので、「ま、まさかライパクが!?」という感覚は全くありませんでした。
むしろ「想定内」と言っていいでしょう。
…しかしながら、約25年間脳内で妄想してきた「ライパクのアニメ」というものを、ティザームービーとはいえ現実世界で目の当たりにしてしまうと、あまりの現実味の無さに感動とか嬉しさを通り越して笑ってしまったんですよね。
それこそ、初見のティザームービーは終始ほぼ爆笑しながら観てました。
「週刊少年ジャンプに連載された”人気漫画”wwwwwwwwwwwwwwww」
「ガウェインがwwwwwwwwwwwしゃべっとるwwwwwwwwwwww」
「ライザーがwwwwwwwwwww武内くんwwwwwwwwwwwwwww」
「え……王煉の声、合いすぎじゃね……?俺この声”知ってる”ぞ…??」
などなど。
嬉しいし感動してる自分も居るけど、それ以上に目の前の非現実的光景が実感を伴わずに襲いかかってくるので可笑しくて仕方ない。
リアルタイムで情報を知っていたらもっと別な高揚感とかあったかもしれませんが、俺が最初に情報を仕入れた率直な反応はそんな感じでした。
…けどそれが、本当に、一瞬でひっくり返って痛烈に「実感」が湧いてきたきっかけがこちらのツイートでした。
#Netflix にて
— 内山夕実 (@yuumin_uchiyama) 2023年12月8日
2024年6月より配信スタートの
アニメ
「#ライジングインパクト」にて、
プラタリッサ・ボネールを
演じさせて頂きます☺️✨ https://t.co/SCHbjjaSQe
内山夕実さん…
最近で言えばおそらく『無職転生』のルーデウス役が有名で、個人的には『蒼き鋼のアルペジオ』のキリシマや『結城友奈は勇者である』の犬吠埼風あたりから結構好きになった人気声優さんです。
そんな有名な方が、「プラタリッサ」って言ったんですよ。
「プラタリッサ・ボネール」って…
俺自身、全鈴木央作品の中でも最もネーミングセンスがあるオリジナルの名前が”プラタリッサ”だと思っていて、とにかく語呂が良くてその響きからイメージできるキャラクター像にもかなりリンクしているというこの奇跡のような名前が本当に好きなんです。
とはいえ、その名前も今までだったら20年以上前に終わった連載作品を読んでた読者やファンから偶発的に発せられるしか、ネット上に痕跡を残す可能性はほぼ無かったわけで…
そんな自分にとって長年”内側”に居続けていたキャラクターの名前を、大勢が知ってる有名な人気声優さんが公のアカウントで発してくれたという事実は、ある意味カルチャーショックのような衝撃でした。
この衝撃で、怒涛のごとく「ライパクアニメ化の実感」の波が押し寄せてきました。
直前までゲラゲラ笑ってたのが、一気にボロ泣きしそうになるくらい。
そこからは内山夕実さん以外の声優さんの「◯◯役を演じます」といったツイートを見ると、ものすごく込み上げてくるようになってしまって…
ようやくその”重み”を実感した次第です。
そしてその”重み”を実感した先に湧いてきたのは、沢山の人がこのアニメ『ライジングインパクト』を通じて”別の鈴木央作品”に触れてくれるきっかけになってくれたら嬉しい、という感情でした。
以前もどこかで言いましたが、”昔”の鈴木央作品に何か新しい展開が起こるとしても、やっぱり1番重要なのは”今”の鈴木央が心血を注いで描いている作品であり、現在なら『黙示録の四騎士』です。
もし仮に、『ライジングインパクト』のコミックスと『黙示録の四騎士』のコミックス、どちらを買うべきか?と問われれば『黙示録の四騎士』だと即答しますし、アニメ『ライジングインパクト』とアニメ『黙示録の四騎士』、どちらを観てもらいたいか?と問われれば勿論『黙示録の四騎士』だと即答します。
当然です。
けれど、本当の願いは「両方」買って「両方」観てくれることです。
なんなら「他も含めて全部」に触れてくれるのが最高です。
俺の一番の願望は1つの作品ではなく”鈴木央作品”を好きになってくれる人が増えることなので。
そういう意味で、ライパクのアニメ化に実感が伴った先で思うのは
「ライパクを知らない人には、過去作品に触れるきっかけになってほしい」
「ライパクしか知らない人には、最近の作品に触れるきっかけになってほしい」
ということです。
単純にアニメ『ライジングインパクト』という作品を楽しむべし。
という観点から見ればなんとも不純な願望だとは思いますが、これがライパク連載前の読切作家時代からファンを続けてるガミガミというおっさんの切なる願いです。
正直ぶっちゃけると、世間の割と多くの歓迎的な反応から見るほどこのアニメの展開に楽観視はしていません。
今でも自分にとって一番好きな鈴木央作品ではありますが、この作品は残念ながら大勢の読者の支持を失って連載を終了してしまった作品です。
至るところで何度も言ってきましたが、キャメロット杯以降の話はお世辞にも読んでいて気持ちの良い展開だったとは言えません。
まずアニメがどこまでやるのか?
最後までやるとしても原作の話をそのままやるのか?
もし改変するにしてもどこをどう弄るのか?
最終的に作品が支持されるのか?
心配ごとは尽きません。
それでも、この令和の時代に『ライジングインパクト』をアニメ化しようという、正気の沙汰とは思えない酔狂を本気でやってくれたアニメ制作陣には信頼しかありません。
逆にこんな酔狂をやる以上、絶対に面白い作品にしてくれるだろうという期待感もあります。
もう制作の方はかなり進んでいるようですが、アニメ制作に関わる全ての方が関わって良かったと思ってくれる作品になるよう祈ってます。
そして将来的にNetflix様が
「うーん、これは鈴木央先生の他の作品もアニメ化しちゃおっかな?」
と思ってくれることを心の底から祈ってます!
それでは!
追記:
アニメ『ライジングインパクト』
キャスティング論評
■七海ガウェイン:久野美咲
キャスティングした人、天才。
大罪ファンにとっては豚のイメージが強く、そして概ね幼女に定評がある久野美咲さんですが、方言を話す少年であるガウェインのイメージにあまりにピッタリで驚きました。作中で最も感情豊かな演技が求められる役なので、演じ分けが楽しみすぎる(特に覚醒ガウェイン)
キャスティングした人、天才。
とあるアニメで花守ゆみりさんの少年ボイス上手いなと感じたことがあったので、さらに中性的かつ妖艶な雰囲気を纏ったこの声はランスそのものだと感じました。早くこの声で「君の鎧をはいであげる」が聴きたいッ。
■西野霧亜:大地葉
キャスティングした人、天才。
公式YouTubeのコメントに「親の声より脳内で聞いた霧亜ねーちゃんの声はまじでこれ」とか言われてますが、本当にそれですね。個人的には今回発表された中では2番目にキャラのイメージと差異が無いと感じた声です。お姉さんの色気と、ガウェインに対する母性的な包容感、両方持ち合わせていて最高です。
■西野胡桃:種崎敦美
キャスティングした人、天才。
登場頻度の割にインパクトが強く、登場するたびランスに対する愛が炸裂してハイテンションになっていくキャラなので、早くこの声での「ランスロットしゃま~!」が聴きたいです。
■小泉祐美子:本渡楓
キャスティングした人、天才。
初登場時の自信家でランスに対抗意識燃やしてる祐美子も、キャメロット学院での明るくて活発な女の子っぽさ全開のゆみぷーも、両方とても合いそうな声なのでランスとの絡みも含めて楽しみ。ティザームービーの自信過剰っぷりなセリフだけど、これたしかキャメロット学院の掃除中に箒で空き缶カッ飛ばして遊んでた時のセリフなのでちょっと面白かった。
キャスティングした人、天才。
ティザームービーの、ガウェインに目を覚まされて全力で戦うことを誓ったセリフの力強さが最高。他作品の役の声を聴いてもリーベルのイメージそのものなので、早くイケメンっぷりを発揮した声を聴きたいし、さらにアリア先生にデレデレになるポンコツ声も聴きたい。
■プラタリッサ・ボネール:内山夕実
キャスティングした人、天才。
最初に日本校が舞台の時の謎を抱えたクールな美少女の演技もあれば、キャメロット杯が始まってからのお姉ちゃん大好きな「妹」感のある演技もあるので、かなり難しい役のはずだけど、この声なら絶対両方とも魅力的になると確信。リーベルといい仲になってからの乙女な面も楽しみ。
■李王煉:竹本英史
キャスティングした人、天才。
…今回のキャスティングは本当にどの声優さんも役にピッタリで驚いたけど、そんな中でも個人的に一番「この声!!!!知ってた!!!!」となったのが王煉。ここだけは初見で聴いてて真顔になったくらい、あまりにも”王煉の声”すぎて背筋が震えた。ティザームービーの短いセリフだけど、マジでイメージと寸分の狂いも無い。20年以上前から知ってた声。
■ライザー・ホプキンス:武内駿輔
キャスティングした人、天才。
もうすでに、ガウェインやリーベルとわちゃわちゃやってる声が脳内で再生できる。この作品はライザーの心の成長や葛藤も沢山描かれてるので、初登場時の傲慢な態度から、色んな勝負を経て仲間に対する意識が変わった後の年相応の弱さや未熟さが出る演技も期待。
■東堂院戒:小西克幸
キャスティングした人、天才。
東堂院は日本校のリーダー的存在であり、キャメロット杯以降は第二の主役みたいな扱いなのでこれくらい重みがあってカッコいい声であってほしかった。最高。逆に、この声と掛け合いをする黒峰の声が気になる。万が一あの伝説のおまけエピソード「戒くんと美花ちゃん」をどこかで挟むとしても、ちびっ子東堂院は絶対に小西克幸ボイスのままにしてほしい。
以上!