ども、ガミガミです。
今週も『黙示録の四騎士』感想です。
ネタバレ全開&鈴木央の過去作品ネタ満載なのでご注意ください。
……………………(悩)
いや、あの…
マートルの心が満たされる感動的な話だったんですがね…
なんというか…その…
色々重箱の隅までつついて考えてしまう性分なので、ちょっと素直に感動を享受しきれない、というか…
ひとまず、ずっと願ってきた「マートルにいにしえの秘薬が効かないのをキングが知ってる」説が合っていて本当によかったです。
この展開だけは存在してくれないと、キングの一連の行動はどうこじつけてもろくでなしのレッテル貼られて仕方なかったですからね。
キングを見損なわずに済んでよかったです。
かなりマジで。
…………で、色々と引っ掛かる部分の最たるものが、作中でも描写されてますが…
ナッシーの気持ち
なんですよね。
ずっと厳しい境遇で過ごしてきたマートルの気持ちを最大限汲んだとしても、実の母親から「自分のことを諦めた」って聞かされるのは相当キツいと思う…
ナッシー自身は自分が捨て子だったと思っていたところに、実は取り替え子だったという真実が明らかになったものの、キングとディアンヌの意思が介在するその”諦め”は、ナッシーからすれば本質的に捨て子と何が違うの?って話になってくるわけで…
139話でナッシーは、木霊の谷で過ごしてきたからオルドやドロレスと出会えて、そしてパーシバル達にも出会えたから「捨てた親には感謝してる」と言ってますが、それでも相当複雑な心境でしょう。
ナッシーがその発想に至れたのは、あくまで幸せになれたという結果があっての話なので。
ディアンヌが言った「ボクとキングの子はどこかで同じように優しい人に育てられてるって」という憶測は、正直かなり無責任な発想ですからね。
…ただ、まあこの辺の発想はもう人間族とは価値観や倫理観が異なる妖精族や巨人族だから仕方ないのかも、と飲み込めなくもないと思ってます。
いにしえの秘薬の件に関してだけは看過できなかったですが、そこさえスジを通してくれれば、後は「まあ、こいつら(キンディア)だしな…」で諦めがつくというか…
とりあえずは次回で当のナッシーが何を思うか、をまずは見守りたいです。
以下、箇条書き。
・扉絵
>たった一人の兄を想う!!
………ジク×マー、あると思います(同人脳)
・キルベガンの必死防御魔法
見た感じキングも最大出力で撃ってはなさそうだけど(妖精界が傷つくから?)、この防御方法があるなら一点集中攻撃より”増殖(インクリース)”で物量攻撃しかける方が確実に殺(や)れそう。
・”乾きの呪い”
呪いを受けてた頃のメリオダスや、エレインを失った後のバンに掛けてたら、結構ブリタニアが大変なことになってた可能性あるな。
・「ザナ!」「ああ…ジリアン!!」
………ザナ×ジリ、とてもあると思います(同人脳)
・マートル「認めたなぁ!!!」
十中八九分かってても、最後の最後まで本人の口からは聞きたくなかったし信じたくなかった…という気持ちが伝わってきて辛い…
・ギデオンのサイズ
ディアンヌが大罪時代よりデカくなったのは間違いないと思うけど、それに伴ってギデオンもデカくなってない?そういう機能あるのかな?
・マートルの猛攻に歩みを止めないディアンヌ
大罪を読んでるファンは、ほぼ全員フリージアの”嵐の輪舞(ストーム・ロンド)”の中を歩いて子供を助けようとしたエリザベスの姿が目に浮かんだと思う。
・ディアンヌ「みんなで必死に捜しつづけたけど…」
”みんなで”ってことは妖精界の住人総出で探し回ったんだと思うけど、別に禁足地でも何でもない”木霊の谷”という妖精族が大勢居る場所で、たった1人の目立つ捨て子が居るという有力情報が16年間も統治者に伝わらなかったとか、もうそれは情報伝達に致命的な問題があるだろ?と思うわけで…
このへんの捜索難易度は、キングやディアンヌの必死さ(=実の子への愛着)を測る目安になる…というかなってしまうので、個人的にはもう少し「見つけられない理由」がしっかりあればな、と思いました。
・いにしえの秘薬接種済みマートル
ここで重箱の隅をつつく発想をしてしまうとさらに引っ掛かる問題が発生してしまって、はたして「メリオダスとエリザベスの呪いにはいにしえの秘薬は効かないのか」ってことなんですよね。
何度か感想でも書きましたが、この秘薬が”呪い”まで癒やす以上メリオダスとエリザベスにかけられた”永遠の生”と”永劫の輪廻”にも効果があって然るべきなんですよね。
で、まあ先週までは「現物は無かっただろうけど、キングは秘薬のことをメリオダスやエリザベスに教えてあげたのかな?」という疑問だったんですが、今週”1000年に一度しか採れない秘薬”をたった18年前にマートルに飲ませていた、という事実が判明した上で少し前にキングがナッシーに対して秘薬を採取していた以上、マートルに飲ませた分は1000年前に採って保管してたもの、ということになるわけです。
そうなると、キングは”呪い”に効くいにしえの秘薬を保管していたにも関わらず、メリオダスとエリザベスに掛けられた”呪い”のことを知っても何もしなかった、という事実が浮上してくるわけで…
それはそれで「キングちゃん…あなた……」って思ってしまうんですよね。
なので、今度は「いにしえの秘薬がメリオダスとエリザベスの呪いには効かないことをキングが知ってた」という情報が提示されればな、と願ってます。
かなりマジで。
・ボロ泣きマートル
「ったく」って言いながら頬赤らめてるザナが一番可愛い説。
・ディアンヌ「マートル…ボクたちの所に来てくれてありがとう」
この表情、なんとなく大罪に出てきた初期のツリ目ディアンヌ感ある。
・最後のコマの花粒園
花粒園「押忍!!感動的なシーンなので空気読んで、ティオレーさんとナシエンスさんの全身が見えるくらいの隙間、広げておきました!!」
それではまた来週。