#黙示録の四騎士 130話感想

ども、ガミガミです。

今週も『黙示録の四騎士』感想です。

ネタバレ全開&鈴木央の過去作品ネタ満載なのでご注意ください。

 

 

 

多分こいつら、仲良いんだろうな。

なんならその年のバーニャエールが完成したら真っ先にベンウィックへ、樽を載せた荷車引いて出来栄えを報告に行ってるまである。

 

 

さて、長年積んできた数々の非道外道および小物臭い立ち振舞によってガタ落ちしたせいで、もうこの先そうそう落ちることは無いだろうと思っていたイロンシッドの”格”が、今週さらにリーマンショック後の株価のごとく暴落しててさすがに笑いました。

「私はまだ戦える」

「私は……負けてなど」

もはやキャラに”格”を与える上でのNGワード中のNGワードを吐かせたことで、この作者は今後イロンシッドを「すごいヤツ」に仕立てるつもりは毛頭無いんだなと察してしまいました。

 

 

…ただ、それはそれで以前から懸念していた、この作品における敵側の”格”の低落っぷりが絶望的な状況になってきたことを意味するので…

本当にこの作品の行方…というか盛り上がりがどうなるのか心配になってきました。

 

元々”アーサー王”が完全な悪者ラスボス的立ち位置に収まるとは思っていませんが、現状ここまでキャメロット側の暴挙や体たらくばかり描かれると、こいつらに"敵"としての魅力を全く感じないんですよね。

「いいバトル漫画には必ずいい敵キャラが居る」とはよく言われますが、今現在倒しても何のカタルシスも無いしょーもない敵に成り下がってるキャメロット側には、とても不安を感じてます。

逆にもう”全く別の存在の、もっと強い敵”が現れる予兆なんじゃないか?とまで思い始めてます。

 

その昔"魅力ある敵"の描き方に大失敗して、人気のピークからイッキに打ち切りまで転落してしまったゴルフ漫画のことがど~~~~~しても頭を過ぎってしまうので、なんとかこの先”魅力ある主人公と魅力ある敵”の戦いが盛り上がってほしいなと思う次第です。

 

 

以下、箇条書き。

 

・”浮風(ファルカ)”

すでに魔神族や女神族、妖精族が居るからあまり気にはならないけど、何の前触れもなく舞空術を作品に入れ込んできたな…

 

・偶然(たまたま)

偶然(ただしミードから連絡を受けてないとは言ってない)

 

・バン「俺たち〈七つの大罪〉を避けてこそこそ姑息な真似をしてる連中の」

建前「まあ目標達成のために障害を避けるのは戦略として正しいよな。」

本音「こいつらダッッッッッッッセエエエエエエエエwwwwwwwwwwww」

 

・ジン

なんかこいつスト4に居たぞ。

 

・イロンシッド「我が王には大罪人たちとの直接交戦は避けるようにと命令されて」

一応、四凶とか言われてるキャメロット側における重要な戦力の喪失に繋がりかねない命令違反とか、普通なら軍法会議もんだけど大丈夫?

 

・イロンシッド「伝説の英雄といえど一体私とどれほどの力量差があるのか?」

もうここまできたら、哀れなのを通り越して「やべー…こいつ面白いな!」と思えてきた。

 

ギルサンダーの息子が使う妙な術

バンさんがキオンのこと認識してるとは思わなかった。精霊の存在が多少”妖精”と繋がりがあるから、とか??

 

・"風の協葬曲"と”静寂前の凄槍”

「Lv99の勇者にスライムが猛攻撃をしながらイキリ散らかす様子」を、わざわざ週刊少年マガジンの貴重な6ページを割いて表現する贅沢な作品。

 

・イロンシッド「バ………バカな ありえん…!!!」

煉獄の環境「またオレ何かやっちゃいました?」

 

・バンさんの怒り

血の繋がらない親に愛情を持って育てられ、”ダチ”を守れずに絶望したことがあるバンさんにはランスロットの気持ちは痛いほど分かるだろうし、もし2人にジェリコのことすら話さなかったんだとしたら、ランスロットにとっての深刻さがバンさんも身に滲みてるだろうな。

 

・それはそれとして…

ママエレイン可愛い。

 

・バン「これはその息子の一撃だ!!!」

この一家、混沌の騎士の土手っ腹に後ろ蹴り入れるの好きだな。

 

・バーニャエール

バンさん、その美味しいエールの未来のためにも近くでぶっ倒れてるミードを"贈与(ギフト)"で癒やしてやってください…

 

 

それではまた来週。