『七つの大罪 黙示録の四騎士』先行プレミア上映会感想

ども、ガミガミです。

今回は9月9日に行われた、TVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』1話+2話先行プレミア上映会の感想です。

アニメの内容に関するネタバレ等があり、著しく視聴の楽しみを阻害する可能性があるので、その辺はご了承の上でお読み下さい。

 

 

 

 

というわけで行ってきました先行プレミア上映会

色々感想はありますが、まずは何より作品の(主に作画方面の)評価から。

 

大罪アニメの先行上映会としては神田明神ホールで行われた”逆鱗”以来。

…あの時「え?…1話2話でこんな残念なクオリティなの…??」という戸惑いと不安を抱え、それをSNSでブチ撒けるわけにもいかず「ま、まあ本放送までにブラッシュアップされるかもしれないし!」と一縷の望みを持ち、神田明神でアニメの成功を祈願しつつ本放送まで悶々と過ごした結果、何一つ変わってない残念クオリティに絶望し、予想通りの酷評が飛び交う様子を拝む羽目になったのが今でもトラウマなんですが、ようやくそれを上書きする時がやってきました(早口)

 

当時とは制作会社は違うし、事前に公開されたPVも上々。

適度な希望適度な緊張の中で拝んだアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』のクオリティはというと………

 

 

 

 

良かったです!

 

 

 

 

はい!とても良かったです!

本当です!

 

「超絶クオリティか?」と問われれば、ちょっと目が泳ぎますが!

2話までで残念だと思うほどの要素は皆無と言っていいです!

 

…ただ、昨今は鬼滅のなんとかだの、進撃のなんとかだの、呪術なんとかだのといった何かの冗談みたいなとんでもないレベルのTVアニメが存在する以上、この作品を同じ土俵に上げる程か?…と問われると、さすがに首を縦には振れないだけです。

 

けど本当に丁寧に作ってくれているのは伝わってきたし、1話は後述する声優さんの演技の深さも相俟って軽く泣きそうになりました。

 

安心、感謝、期待。

 

2話まで観て脳内を駆け巡った率直な感想はこの3つの言葉です。

あ、あとはこのクオリティを最後まで維持してくれれば、と…(震え声)

 

 

続いて”耳から入ってくるもの”の評価ですが…

こちらに関しては相変わらず

 

最高オブ最高

 

でした!

 

キャラクターを活かす声優さんの演技…

世界観に合ったBGMや効果音…

ノリが良くてワクワクしてくるOP曲と

小ネタ満載のイラストと共に流れる楽しい雰囲気のED曲…

 

どれも素晴らしかったです。

”音”のクオリティは大罪アニメのどのシリーズでも変わらず高い水準だったので、それをきちんと引き継いでもらえたことは本当に感謝の極みだと思いました。

 

その中でも個人的に最大の衝撃だったのはパーシバルの声です。

 

ツイッターにも書きましたが、正直言うとキャラクターボイスでパーシバルの声だけはど~~~しても違和感が拭えなかったんです。

まず声のトーンが低すぎると思ったし、声の雰囲気も作中色んなテンションで喋るパーシバルに合わないんじゃないか?と感じていました。

そんな違和感を抱えたまま、いざ上映会に臨んだわけですが…

 

その違和感は第1話を観終わった時点で

宇宙の塵と消えました。

 

1話のクライマックスと言っていいじいじとの最期の別れのシーン。

ここのパーシバルの演技が本当に凄かった

パーシバル役の小村将さんはまだ新人さんで、じいじ役はレジェンドと言って差し支えない大塚明夫さん。

感情の籠もった涙ながらの最期の別れなんて重いシーン、多少の齟齬が生まれてもおかしくないはずですが、ここでのパーシバルが原作を読んで思い浮かべた”パーシバルの声”そのものだったんです。

心底じいじが大好きで、心底じいじの身体を心配して、心底自分の弱さを嘆いて、じいじの告白に心底戸惑って…

それらがスクリーンから溢れるほど伝わってきました

さっき泣きそうになったと言ったのはまさにこのシーンです。

このシーンで小村将さんの声が、俺の中で完全にパーシバルになりました

 

パーシバルが色んなテンションで喋ることも、舞台挨拶の場で御本人が「意識して演じ分けしている(意訳)」と仰ってた通り、とても感情豊かに喋ってるように感じました。

 

…いや~本当に素晴らしい。

ありがとう小村将さん…ありがとうパーシバル…

 

 

最後に、普段の感想のごとく箇条書きでいくつか…

(※肯定的な意見と否定的な意見ごちゃまぜです。)

 

・最初のセリフ

かなり意識して聴いてたのでさすがに聴き漏らしてはないと思うんですが、原作でパーシバルがロック鳥を見つけて最初に喋ったセリフ「ふわーーっ」がアニメでは無かったんですよね。

このセリフはライジングインパクトの同名キャラパーシバルのセリフに掛けていて、ライパクを知ってるファンにとっては味わい深いセリフだったので…端折らないでほしかったなぁ。

 

・下処理

”逆鱗””憤怒”では、全てとは言わないまでもキャラが剣をブンブン振るシーンがことごとく迫力に掛けていて残念極まりなかったので、パーシバルが包丁(ウロボロス)をブンブン振って下処理するシーンは妙な緊張感がありました(真顔)

 

・天翼人

じいじの声が大塚明夫さんだと分かった瞬間、『天空の囚われ人』のメインキャストからはイロンシッド役の森川智之さん(※ベルリオン)に続いて2人目の兼任(※天翼人であるソラーダの父親役)かぁ…と思ったので、じいじが天翼人の島を指して「わし飛べんし…」と言った瞬間、心の中で「嘘つけ!お前飛べるだろ!」とツッコミを入れてしまいました。

 

・1話

改めて原作の1話を読んでアニメを思い起こすと、ちゃんと原作者が魅せたいシーンキャラと背景のバランスに配慮しつつ、アニメとして魅せやすい場面も混ぜているので、原作へのリスペクトという意味では大罪1期の第1話に通じるものがあったなと感じました。

 

・アニメオリジナル演出

これは未見の人に同じ感動を味わってほしいので敢えて詳細は書きませんが、第1話の中で挟まれるとあるアニメオリジナルの演出(原作を読んでいれば必ず分かる)は、とっっっっても良い演出でした。

これだけは原作に欠けていたピースだと感じたほどです。

未見の人は是非お楽しみに。

 

・2話

大罪1期の最大の不満は(話の区切りとしては仕方ないとは思ってるけど)2クールで原作約100話分を消化してしまったが故のあまりに駆け足な構成だったんですが、黙騎士はアニメ2話でいきなり原作2~3話を消化してきたので、アニメ3話の消化具合次第ではこのスピード感はちょっと怖いな、と思いました(汗)

 

 

なにはともあれ、黙騎士アニメとても期待してます。

原作はもちろん、グラクロやオリジン(予定)などとの相乗効果で、七つの大罪』と『黙示録の四騎士』の世界がもっと広がることを祈ってます。

 

それでは……また明後日(の週マガ原作感想で)!