#黙示録の四騎士 148話感想

ども、ガミガミです。

今週も『黙示録の四騎士』感想です。

ネタバレ全開&鈴木央の過去作品ネタ満載なのでご注意ください。

 

 

サイコメトラーウォーラルダン

 

 

”記憶の回廊”

大罪時代から考えても非戦闘型の魔力の中じゃトップクラスにやべー魔力が出てきたわけですが、こと”情報”を引き出す用途なら相手に干渉する必要があるゴウセルの魔力よりも、ある意味便利な機能かもしれません。

こいつがもし戦闘能力に秀でてなかったとしても、この魔力を用いた他国への諜報キャメロット内の秘密警察的な活動だけである程度出世できたでしょうね。

 

そんなチートレベルの魔力まで想定できなかっただろうとはいえ……

 

オリウムの蔓さん…

金庫としての機能ガバガバすぎませんか?

 

ただの音声認証て…

 

もっとこう、本人の魔力を認識するとか本人の肉体構造を解析するとか無かったんですかね?

こんなのドリフのばか兄弟のコントと大差無いどころか、音声だけでは「本当にあんちゃんか?」と疑って掛かってる分、ばか兄弟の方が優秀までありますよ。

 

まあ、そんなこんなで一時はウォーラルダンの手に渡ってしまったいにしえの秘薬ですが、兄弟の介入で再び奪還されます。

……ただ、ぶっちゃけ現状起きてることに優先順位をつけると、このままジクタスにとどめを刺さずにウォーラルダンがお暇してくれるならそれに越したこと無いんじゃないかと思ってしまいました。

 

実際アーサーがいにしえの秘薬を手に入れたらろくな事に使わないとは思いますが、「ジクタスをすぐ治療すれば生き残る可能性がある」「兄弟たちが戦闘で負傷or死亡する可能性も無くなる」「魔力を封印されてまともに戦えないキングの負担を背負うディアンヌが戦闘で負傷or死亡する可能性も無くなる」と、少なくとも妖精界側からすればメリットの方が大きいはずです。

とはいえそんな状況を兄弟たちが把握する術も無いわけで、来週の”蹂躙”とかいう物騒なサブタイトルから想像できるような凄惨な事態にならないよう祈るばかりです…

ここで1人でも子供を死なせてしまったら、ほぼ自分の落ち度で今の状況を招いてしまったキングがこの先ずっとクズ親扱いされても仕方ないですからね…

それはさすがに勘弁してもらいたい…

 

 

以下、箇条書き。

 

・扉絵

このメンチ切ってる面構えが親父そっくりで興奮する。

 

・ジクタスを貫いた魔力

前回もちょっと思ってたんですが、この雷を帯びた氷のトゲってラクで”ベリアルインの娘 マーリン(通称:ローリン)”が使う『マナ・バリスタってスキルと一緒なんですよね。まさかの逆輸入?

 

・ウォーラルダン「おやすみなさい…かわいい妖精さん

普通の妖精なら確実に死ぬけど、巨人族の血も混ざってるからその耐久力で一命を取り留めた…的な展開がきたら熱い。

 

・”落命怨魄呪”

こんな魔力を掛けられるとは読めなかっただろうとはいえ、これも戦闘中敵に背を向けるという舐めプを犯したキングの落ち度というのが…

ただ、これのお陰でナッシーとティオレーを閉じ込めてた”花粒園(パレンガーデン)”も解除されるはずなので、ナッシーがマートルを助けてそこから…という展開にもなりそう。

 

・我が創造主

キルベガンの種族は”古代の魔術師(推定:ベリアルインの魔術師)の戯れ”で生み出されたから、この創造主ってのが個人レベルではなく種族を指すならウォーラルダンはマーリン同様にベリアルインが存在した時代から生きてる魔術師かもしれない。

そうなると前述の『マナ・バリスタ(=マーリンの魔力)』を使う根拠にもなり得るので、あの雷を帯びた氷のトゲが奥の深い伏線である可能性も…

 

・小さくなったキングちゃん

その姿って魔力量の問題だったのかよ?…と思ったけど、よく考えたら魔神王と戦った後で精根尽き果てた時にもこの姿になってたわ。(エレインも魔力使い果たしたら小さくなってたし)

 

・キング「あの魔術師が末期にかけた呪いのせいで」

ここで呪いが出てくる以上、おそらくこの呪いは”いにしえの秘薬”で治すことになるんだろうけど、そうなると秘薬を個別で使うんじゃなくてナッシーが飲んで”調毒(ミクスベノム)”で効果を発現させた方が得策だよな?…

と考えたところで、この先もしかしたらキャメロット側が秘薬そのものではなく「いにしえの秘薬を取り込んで自由に使えるようになったナッシー」拉致の対象にしてくるんじゃないかと思えてきた。

秘薬をパーシバルに使おうとした寸前で拉致されて引き離されたりして…

 

・ウォーラルダンの素顔

こんな美人の見た目なんですが、なぜか鈴木央作品における長年の勘が疼いてしまって逆に「こいつ本当に女か…?」と疑いを持ってしまいました。

 

 

それではまた来週。