ども、ガミガミです。
今週も『黙示録の四騎士』感想です。
ネタバレ全開&鈴木央の過去作品ネタ満載なのでご注意ください。
…トリスタンにこんなことされたら
そりゃキオンの脳も焼かれますわ。
12巻に掲載されてる番外編でキオンが一度ビビアンから逃げ出した後で
「そして数年後再びビビアンに誘拐されるもトリスタンにより救出される」
と書かれていたので、今週のエピソードは最初ちょっと混乱したんですが(明らかに誘拐”未遂”なので)、
「それをキッカケにトリスタンを盲信することになる」
とも書いてるので、今週のエピソードがその”キッカケ”と見て間違いないでしょう。
にしても、あのビビアン×キオンの闇のおねショタ展開からこんな救われ方したら、そりゃあもうトリスタンを崇拝するのも頷けますね。
比較するもんじゃないかもしれませんが、イゾルデ(大)のそれより遥かに根が深いところで心の救いになってるでしょうからね。
そしてそんな心の救いとなったトリスタンの想いが、今度は自分たちに向けられていないと認識しながらも、その姿に胸が熱くなってしまうキオン…
うーん…切ない…
本当にこれから先、もしタントリスが記憶を取り戻してトリスタンに戻ったとして、それまでの行いを全部覚えていたら、もうキオンとイゾルデ(大)に対してトリスタンは一生負い目を感じるレベルの自己嫌悪に陥りそうですね。
以下、箇条書き。
・扉絵
土の精霊がキオンのズボンを摘んでるのかわいい。
・誘拐
誘拐と言われてるけどニュアンスを変えるなら完全に拉致監禁だよな。
・トリスタン「だから叱られる心配もなく」
ちゃんと叱られる前提でいるの笑う。
・ビビアン
こいつはこいつなりにキオンが居なくなってからストレスで激痩せしたんだろう、というのが見て取れるのが逆にキモいな。
・マーガレット「キオン!!」
「ビビアン!また喉を突くわよ!」とか言ったらトラウマで怯みそうな気はする。
・トリスタン「僕は一生君の友達でいよう」
近年の鈴木央作品において明らかに減少傾向にあった「キャラの髪の毛の描き込み」が、このシーンのトリスタンはそれこそ大罪初期あたりの緻密な描き込み量だったので、いいセリフといい笑顔だという感動以上に謎の懐かしさを感じてしまった。
・半死状態
なんならここでビビアンの命を奪って童貞を捨てた(バキ的表現)ことにしても良かった気もするけど、これビビアンって今でも生きてるんだろうか?
なんなら地下牢かどっかでティティスの実験体にでもされてそう。
・暴走したトリスタン救出
トリスタンの場所を幼少ティティスが示唆してる。
・キオン「父さんや母さんですら僕が傷つくことを恐れ」
実際拉致されそうになった息子としては思うところあるかもしれないけど、彼らは彼らで「大事な人が囚われて傷つけられること」にはあまりにも深刻すぎるトラウマがあるから堪忍してやってくれ。
・トリスタン「一番最悪なのは君を傷つけることじゃなく…君を見捨てることでしょ?」
キング「うん…そうだね…本当に……(ヘルブラムとのことを思い出しながら)」
・タントリス「そんなの…知ったことか」
とてもスジは通ってる”知ったことか”なのに…切ない…!
・”ペリオvsイゾルデ”
なんなら今までで一番勝敗が分かりやすい組み合わせの可能性あるけど、鈴木央の性格的にひっくり返してきそうな予感もある。
それではまた来週。