#黙示録の四騎士 168話感想

ども、ガミガミです。

今週も『黙示録の四騎士』感想です。

ネタバレ全開&鈴木央の過去作品ネタ満載なのでご注意ください。

 

 

一般読者

骸骨パーシバルの頭を見て)

「そこ……”骨”なんだ…」

 

 

 

金剛番長読者

「え?…常識では??(真顔)

 

 

 

※詳しくは【金剛番長 86撃目!!】を参照

 

ぶっちゃけ俺も初見は一般読者側の反応だったんですが、「…けど何か既視感があるな?」と考えた後に、そういえば破壊番長が復活する時の金剛魁の頭蓋骨がこんな感じだったな~と思い出した次第です。

ちなみにこの 【金剛番長 86撃目!!】には、聖槍エスカノールの元ネタ(?)も掲載されているので、是非読んでみてください。

 

しかしまあ、人畜無害そうな雰囲気を醸し出すパーシバルがいきなり相手の精神を恐怖で削ってくる様は、初めてゴウセル”悪夢語り(ナイトメア・テラー)”でドレファスを削った様子に似ていて、そのギャップの温度差で飛龍昇天破が撃てそうなレベルです。

これがあくまで幻覚のようなものなら、53P以降一度もパーシバルとガレスの本体の表情をまともに描写していない演出も、その場の空気の不気味さを掻き立てますね。

 

 

以下、箇条書き。

 

・扉絵

一部のポーズからさり気なく昭和臭がするのが良い。

 

・ただの小童

決勝まで進んだのを見ているベルトレープが「ただの小童」と言う以上は、ガレス自身の身体能力は今回パーシバルが褒めている剣技含めて他の剣闘士と比べて特筆すべき評価には値しないと思ってるんだろうか?

 

・オリ

プロ野球民なので、オリって言われるとついオリックス・バファローズのことが頭に浮かんでくる…

 

・幽霊(ゴースト)

ゴースト/アンヌヴンの幻

 

・幼き日に死んだガレスの双子の兄ダレス

”幼き日に死んだ”のに成長したこの見た目で、言動を見る限りガレスとは別の独立した人格が備わってるとすると、ダレスの魂が”死者の都”のような場でずっと成長していった上で、ガレスがこの魔力に目覚めて「成長を続ける兄の魂」を”降霊(コンジュレーション)”で呼び出せるようになった説…が強いけど、実はこの魔力がただ単にダレスが死んだショックで精神を病んだガレスが生み出した妄想(or二重人格)の産物とかだったら(精神的に)エグくて面白いなと思いました。

 

・"魂の解放(ソウルフリー)"

前にも言ったけど、この世界観で”魂”の表現だけゲゲゲなのがちょっと面白い。

 

・”ナドゥラ・ギマラ”

ウォーラルダンに使った時に「よくも私の人間の部分を殺してくれたわね」と言ってるので、相手が純度100%”人間”だったら確定で決まる即死攻撃みたいなもんなんだろうか?

バニシュデスかよ。怖い。

 

・ダレス「やめろぉっ!!!弟を殺さないでくれぇっ!!!」

存在がどうあれ、初見から弟を思いやってる兄貴って存在は鈴木央作品では結構希少種なのでとても微笑ましい。

 

・スル…

ダレスが健在なのでガレスが死んではないんだろうけど、魔力で呼び出した本人にも結局霊的存在には直接触れない…という切なさは、死者の都でのバンとエレインに通じるものがある。

 

 

それではまた来週。