#黙示録の四騎士 163話感想

ども、ガミガミです。

今週も『黙示録の四騎士』感想です。

ネタバレ全開&鈴木央の過去作品ネタ満載なのでご注意ください。

 

 

心の中のアーサー

「きっとwwwwwwwww

 父上はwwwwwwwww

 心をwwwwwwwwww

 壊されてしまったんだよwwwwwwww

 あの忌まわしいwwwwwwww

 〈黙示録の四騎士〉にwwwwwwww

 固執するあまりwwwwwwww(キリッ)」

 

 

 

…いや、わりと冗談抜きでアーサーは、内心自分で言ったことに自分で爆笑してるでしょうね。

 

イロンシッドの状況を見る限り全ての記憶が欠如するわけではなく、おそらく「一番大切な人との記憶が欠如する」みたいな縛りなんでしょうが、いくら何でもやってることがゲスすぎてドン引きですよ。

どっちかというとイロンシッドへした事に、ではなく白々しい演技で嘘をついて純粋なディオドラ(+イロンシッドの部下)を誑かすという、あまりにも器の小さい行いに対してです。

ここで非情な顔をして、こういう理由でイロンシッドに罰を与えた…文句があるのか?みたいな対応をするなら、まだ”王”や”敵役”としての威厳があるんですがね…

 

以前から言ってますが、今のところこの作品は主人公達が打倒しようとしてる存在の”格”低すぎて争いがつまらないし、アーサーがどういう経緯で今の状態(混沌に蝕まれた状態?)に至ったかも詳しく描写されず、ただ「私は主人公達の敵です。」という名札を付けられて”格”だけが落ちていき、アーサーというキャラをどう魅せたいのかが全く見えてこないので、そこのところなんとか挽回してくれないかと思うんですよね…

これでまだランスロットにボコボコにされたエピソードが無ければ”強者感”は保ててたかもしれませんが…

 

とりあえずイロンシッドにはほとんど同情の念は湧いてこないんですが、ペルガルドが奥さんに「誰だお前は?出ていけ!」とか言ってる姿を想像すると、不憫すぎて胸が苦しくなりますね…

 

 

以下、箇条書き。

 

・扉絵

四肢が切断されてたり、頭が潰されてトマトジュースこぼしたみたいな描写が全然見当たらないので、鈴木央にしてはかなりマイルドな表現だなと思いました。

 

・ディオドラの涙

ここまで父親想いで優しくて純粋なディオドラが、父親が幼い自分に対してやろうとした事の結果パーシバルみたいな存在が生まれてしまったのを知ったら、どれくらい動揺するだろうか…

 

・陵南バスケ部員ディオドラ「ベルトレープ卿ならきっと何とかしてくれる…!!」

この世界でアーサーがどうにもできないことをベルトレープなら何とかしてくれる、と思い込むあたり心に全く余裕が無いし、そもそもアーサーがやったのでは?と疑いもしないのは本当にアーサーを信じ切ってるのだと分かって哀しくなる…

もしかしたら部下たちは薄々感づいてるものの、他に打開する方法も無いからディオドラに付き従ってるのかもしれないけど。

 

・タレット

おかっぱのカツラ被ったヘンドリクセンにしか見えないけど、身体(特に腕の長さ)はなんとなく偽装番長を思い出す。

 

・パーシバル「固~!」

ウロボロス素手で戦うなんてとんでもない!早く私を使って!!」

 

・”霧状化” ”小人毒”

身体が小さくなるチキンマタンゴを摂取した時のナッシーのエピソードをコミックスのおまけページで!!是非!!はよ!!

 

・ナッシー「…何かありましたか?」

FXで有り金全部溶かした顔してるパーシバル。

 

・ぱいん ぱいん

「なーんもないない♬」

ナッシーのを叩きながらこのセリフはダブルミーニングなのか?

 

・尋問者(インテロゲーター)

トラッシュトークがそのまま戦力になるとか地味に強い魔力だな。

 

・リオネス最弱聖騎士団

実際パーシバル抜きだったら〈不気味な牙〉とどっちが強いだろ?

 

・キオン&イゾル

ゾルデはワサビ姉ちゃん、道化番長(朝子)、ゲルダ流れを汲む鈴木央作品伝統のセクシー前髪になって再登場。

個人的には服装も含めて結構好みだけど、あのガタイで可愛らしい髪型(ウサミミリボン込み)をして可愛らしい服を着てるギャップこそイゾルデの個性だったので…それを放棄してセクシー寄りになったのはちょっと勿体ないかも。

それとトリスタンに貰ったウサミミリボンは右腕に巻いてるみたいだけど、噂によるとこれは「故人を悼む」という意味があるらしく…

それはジェイドに対してなのか、それとも……

 

 

それではまた来週。